本場越後上布 矢鱈立涌模様着尺
鈴木苧紡庵作
白地に明るい藍の濃淡で織り込まれた、滴る水の様な変り立涌の模様が美しい越後上布の着尺です。
雨の日の窓に流れる水滴の様でもあり、雪解け水が流れ始めた早い春を表している様でもあります。
毎年色々な越後上布のお着物を扱わせていただいておりますが、雪深い土地でこんなにもおおらかで素敵な柄がデザインされ、美しい反物が織られている事にとてもロマンを感じます。
その歴史は古く、1400年とも言われます。
古くは高位の方の帷子などの着物の白生地としても大変人気があり、たくさん生産されていた時代もあったそうです。
残念な事に今年は一点も入荷いたしませんでしたが、透き通る様な美しい越後上布に茶屋辻模様を染め、それに刺繍を施した様なお着物を着られたら最高ですね。
そう思われるファンが多いからでしょうか、本当に少ない数ですが近年までは千總さんでも復元されていた様です。
越後上布には、雪国の宝の布の独特のロマンと魅力があります。
こちらのお着物もできあがると本当にお洒落で素敵な事と思います。
きりっとした縞や格子の麻の帯、また博多の紗献上の帯などが合いそうです。
上級者的な大変格好良い夏のおすすめの一点です。
この春に雪晒しをしていただきました。
長さ12m35cm、巾36.5cm（柄部分のみ）。
商品番号 m0032
本場越後上布 矢鱈立涌模様着尺 鈴木苧紡庵作
販売価格 231,000円 有難うございました |
