「花のワルツU」市松花絽織着物仮絵羽
日本工芸会正会員 深石美穗作
深石美穂さんは、ユニークな経緯で昭和53年より沖縄に移り住まれて57年に工房を開かれ、沖縄の伝統に沿いつつ新しい個性を兼ね備えた草木染、手織の美しい作品を数多く世に出され、その個性的で洗練された作品には多くのファンがいらっしゃいます。
何時間ながめていても飽きる事のない美しい海、「川平湾」はこんな素晴らしい作品が生まれる背景としては最高なのかもしれません。
その美しい海の水面の様でもあるきらきらとした輝き、そしてまるで万華鏡をのぞく様な色の変化が楽しい素敵なお着物です。
間近に一部分を見るだけでも引き込まれてしまう色のマジックの様な美しさがありますが、少し離れて全体を見た時にはまた色の配列による変化が面白く感じられます。
お仕立してお召しになりますと、まさにタイトルの「花のワルツ」の様に華やかで気品があって、それまでに目にした事のない様な不思議な魅力に包まれる事と思います。
この花絽織のシリーズは、何年か前より少しずつ違う色柄の作品をわけていただいております。
どれもとても素敵で、色によってまったく別のものに見える不思議さがあります。
今回はコチニールとログウッドで染められた、今までで一番華やかな色使いとなっております。
第45回 日本伝統工芸染織展(2011年)で文化庁長官賞を受賞された「花霞」の姉妹作品です。
受賞された時の展示を見て、この色使いに目を奪われ、どうしても欲しく思い、なんとか手に入れる事ができました。
一年以上手元に置いていたのですが、今回の『初夏のよそほひ』展にお越しになられた方にご覧いただきたいと思い、ご紹介させていただきました。
是非、この機会に実物をご覧くださいませ。
商品番号 m0034
「花のワルツU」市松花絽織着物仮絵羽 日本工芸会正会員 深石美穗作
販売価格 997,500円 有難うございました |