重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布着尺
人間国宝 平良敏子作
夏の名品が本当に手に入りにくくなってきている近年ですが、今年も芭蕉布の反物をご紹介でき、嬉しく思います。
こちらは15年かもう少し前の作品の様です。
ご苦労されてつくられたご様子が感じられる平良敏子さんのお手紙がついています。
無地部分の芭蕉の色が楽しめる素敵な絣の模様ですが、特に芭蕉の糸が非常に細く均一でしっとりとした柔らかさがあり、またおそらくとても良い状態で保管されていた様で、程良く飴色がかった素敵な色になっています。
緯に藍の絣糸、経に焦茶色の絣糸で、それが交差する1cm位の井桁絣を構成しています。
経緯2種類の色の絣の足が面白い表情となっていて、お着物の形になって実際にお召しいただくと、きっと奥行きのある素敵な模様として目に映るのだろうと想像できます。
芭蕉布は帯なら何とか扱えるけれどお着物はちょっと…という方でも、きっと大丈夫と思えるくらいのしなやかさです。
芭蕉布も自然布の一つであり、ワインの様にその年によって糸の出来不出来があったり、色々な事情で個体差がある様です。
その点でも非常に秀作と言える、おすすめの逸品です。
商品番号 m0036
重要無形文化財 喜如嘉の芭蕉布着尺 「芭蕉布」人間国宝 平良敏子作
販売価格 683,000円 有難うございました |