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首里花織九寸名古屋帯地
てぃ花工房　上原初子作

色の説明だけでも大変で、どう書けば上手く伝わるのか悩んでしまうくらいに、不思議で素敵なグラデーションの花織の名古屋帯地です。
地色は爽やかさのある霞色で、お太鼓には段々で色々な色が縞を構成しています。
一番明るいのは浅蘇芳色です。その周りに紫苑色が配置され、淡い水浅葱色のグラデーションにはさまれて香り立つ様な色のイメージが素晴らしく、花織が重なって本当に美しいお花が咲いている様です。
小さい黄色の花織はまるでミモザの花の様でもあります。
染めでも織りでも言える事ですが、素晴らしい作品は人の心の中に溶け込み、自然の美しさを連想させ、幸福感を感じられてその世界へと引き込まれます。
緻密でありながら重苦しくなく、気品がある首里織の醍醐味の様なものまで感じられます。
計算された素晴らしいデザインが隅々まで行き届いて心地良い大変おすすめの逸品です。
お仕立等は当店でも承りますので、お気軽にご相談くださいませ。
霞色は「#c8c2c6　WEB色見本 和色大事典」を、
浅蘇芳色は「#a25768　WEB色見本 和色大事典」を、
飴色は「#ddbb85　WEB色見本 原色大事典」を、
紫苑色は「#655d7f　WEB色見本 原色大事典」をご参照下さい。