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「トナカイとプレゼント」ビロード九寸名古屋帯地
工芸キモノ野口

享保18年(1733年)の創業以来270余年続く呉服問屋さんであり、その建物自体が文化財にも指定されている「工芸きもの野口」さん。
そのお蔵には時代衣装や明治、大正、昭和期の柄見本帳など数々の長年蓄積された資料があり、それに基づいて現代の着物文化に沿ったハイセンスな本物をつくり続けていらっしゃいます。
野口さんの染め帯や小紋は専門誌にも毎回たくさんご紹介され、お着物ファンにも普遍的に高い人気を誇っています。
今回はそのオリジナル作品の中でも、これからの季節に最適な、クリスマスをテーマにした九寸名古屋帯地を3点ご紹介させていただきます。
こちらは黒地ではなく深い紫色・黒紅色の地に、ソリを引いて走るトナカイがシルエットの様に2頭描かれ、周りに雪の結晶が刺繍で散りばめられた素敵な名古屋帯です。
1頭は赤鼻の部分だけ刺繍が施されていて、それがまた面白いです。
トナカイを繋ぐ金の紐や銀色の雪の結晶の刺繍の細やかさがうっとりする様に綺麗で、切りビロードのトナカイとのコントラストが絶妙です。
前柄はリボンのかかったプレゼントの箱となっています。
中には一体何が入っているのかしらと、楽しさがこみ上げてきそうです。
この季節にしか楽しめない贅沢感は、せっかくですので是非最高のもので味わっていただけたらと思います。
可愛らしく、楽しさも感じられるおすすめの一点です。
お仕立等のご相談は当店で承りますが、季節ものですので、できましたらお早めにご用命くださいませ。
黒紅色は「#171119　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。