工藝手織伊兵衛織 みじん格子着尺
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商品番号 m0075
工藝手織伊兵衛織
みじん格子着尺

販売価格 有難うございました

 

工藝手織伊兵衛織
みじん格子着尺

15代続き、その技術は一子相伝、門外不出とも言われる工藝手織伊兵衛織。
厳選された玉繭から一般の製品の約4倍の太さに紡がれた上質でしなやかな糸を使って、しっかりとした手織の技で織り上げられたこの織物は、風合い、光沢、滑らかな質感など、どれをとっても他の真綿紬の織物とは性質の違う独特の魅力にあふれていて、この存在感のあるしっとりとした質感をお好みの方には、たまらないものと言えるでしょう。
その糸が手に入らなくなれば、創作も終わると伝え聞いております。
希少性の高さから、リユースでも手に入れたいとおっしゃる方が絶えないのもうなづけます。
伊兵衛織は、その見た目の魅力に着心地の良さが加わるとなれば手放せないもののひとつとなっている事も仕方がないように思われ、お探しの方が多い反面、お持ちの方がなかなか手放される機会も少ないと言えます。
この春は、珍しく未仕立の状態のものが入荷いたしました。
深い藍に近い濃い緑色と浅葱色の2色で、みじん格子の様な細かいミックスの模様が織り出されています。
伊兵衛織ならではの垢抜けた高級感のある、ツイードの様な風合いです。
よく見ると緯糸には細い白い糸が織り込まれていて、それによって少し明るいイメージになりまた格子が複雑で立体的に見える効果が加えられているようで、見ていて非常に面白いです。
こちらは少し前の作品のようで、お仕立をされずに保管されていたものです。
当店でお仕立をできる状態にお手入れ調整をいたしました。
布巾は、裄が1尺9寸前後の方でしたら男性でも着用可能なものとなっています。
お仕立をされて実際にお召しいただきますと、深い緑に独特の糸の光沢が加わり、目を見張る魅力ある色になると思います。
着込むほどにまた表情が変っていく事も楽しみのひとつです。
昭和に柳宗悦氏が提唱されていた「民芸運動」に共鳴され、実用に根付く「用の美」を基本理念とし、作品を普遍的なものとされる事には何一つ妥協せず貫かれた素晴らしさと迫力が、そのぶれない美しさに強さを感じられる要素と言えるかもしれません。
また、それは並大抵の努力で成し遂げられるものではないと思います。
今回はもう一点、お仕立をされた状態のお着物も入荷しております。
長さ12m30cm、布巾37cm。

※こちらの商品は「銀座 かわの屋」店頭入荷商品です。

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