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「トントンミー」本場琉球紅型麻九寸名古屋帯地
日本工芸会正会員　城間栄順作

これからの季節に、ちょっと嬉しく楽しい麻地の紅型の名古屋帯地が入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
こちらの帯地を見ていますと、以前うかがった講演会で、城間さんは海にいる事がなによりお好きだとお話されていた事を思い出します。
トントンミーと呼ばれるミナミトビハゼは干潟のような穏やかな波打ち際の砂地にいます。
モニョモニョとユーモラスに動いてのんびりと暮らしているようです。
こちらは実物とは少し違い、青海波の中を躍動的に泳ぎ回る綺麗な花浅葱色をはじめ色とりどりのトントンミーが、何だか男前なイメージで描かれています。
実は「トントンミー」は、城間氏にも負けないほどに海が好きな私は、氏の作品の中でもずっと以前から絶対に手に入れたいと思っていたモチーフのひとつでもありました。
伝統を守りながら、15代続く城間家の現代当主でもある城間栄順氏のおおらかで楽しさのある素敵な作品です。
沖縄の染織品は身近にある自然の要素を、色や柄に独特のセンスを豊富に盛り込んで表現されていて、それは他の産地にはない個性と言えるかもしれません。
こんなに楽しい名古屋帯を見てしまうと、早く締めてお出かけしたくなります。
夏こそ格好良くキリッと涼やかに、そして少し可愛いテイストで味付けをして、とそんな条件にぴったりの素敵なおすすめの逸品です。
花浅葱色は「#2a83a2　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
　（特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。）