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朝顔と向日葵　絽九寸名古屋帯地
工芸キモノ野口

先日もきもの雑誌に特集されていましたが、その飛びぬけたセンスと加工の良さにいつもうっとりとしてしまう工芸きもの野口さんの、夏に向けての帯地が何点か入荷いたしましたのでご紹介させていただきます。
こちらは綺麗な透明感のある夏虫色の少しシャリっとした質感の絽の地に、大胆な調子で大ぶりの向日葵が描かれ、それを背景にして斑入りの朝顔の花が楚々として咲いている、ちょっとユニークな組合せの図柄を友禅で描いた、素敵な夏の名古屋帯地です。
大胆な構図の割には全体的にやや渋いトーンの色使いとなっている事も面白く思えます。
またこの向日葵の形にはどこか見覚えがある気がして少し調べてみましたら、あの有名な伊藤若冲の「動植綵絵」30幅の中の「向日葵雄鶏図（ひまわりゆうけいず）」の一部分をアレンジしたもののようで、動きのある向日葵の花がますます重厚に見えてきました。
それでいて、上質な絽の生地で透け感がある事によって重苦しさはなく、大変爽やかな夏の雰囲気があふれていて、どんなお着物と合わせましょうと楽しみになります。
是非夏のお気に入りの一点にしていただきたい、おすすめの一点です。
夏虫色は「#cee4ae　WEB色見本　和色大辞典」を、
緑黄色は「#dccb18　WEB色見本　和色大辞典」を、
根岸色は「#938b4b　WEB色見本　和色大辞典」をご参照下さい。

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
　（特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。）