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本場越後上布　縞に絣尽し着尺
林宗平作

こちらは透明感のある水浅葱色と白の約一寸の幅の縞が並び、白い縞の方は竹に見立てて節のような絣が織り込まれ、その幹には約10種類の細かい絣が織り出された、林宗平氏のお家芸的な模様の越後上布の作品です。
草木染の紬の作品でこのタイプの柄のものは何度か扱わせていただいた事があり、いつも本当に素敵な柄だと思っていましたが、この複雑な模様を上布でも織られているとは思いませんでしたので、少し驚き、そして手元にある事が嬉しいと思えました。
この図柄は、お着物の形になって実際にお召しいただきますと本当にスマートで、そして高級感のあふれる素敵な模様です。
また絣の間の水浅葱色が清流のように美しく、爽やかな流れを感じさせてくれます。
きりりとした雰囲気で濃い色の夏の名古屋帯を合わされるのも良いですし、反対に白い羅や綴れ織の帯も良いですね。
日傘の似合う素敵な装いは夏の陽射しに映えてどんなに輝く事かと思います。
夏のお着物ファンには是非一度実物をご覧いただきたい、おすすめの逸品です。
長さ 12m60cm、巾（柄部分）36 cm