着物　アンティーク着物　振袖　訪問着　留袖

段暈しに春の草花図九寸名古屋帯地
工芸キモノ野口

昨年よりお取り扱いさせていただき、ホームページでも華やかで美しい着物や帯をご紹介させていただいております工芸キモノ野口さんの新入荷商品を、新年に向けて何点かご紹介させていただきたいと思います。
専門誌でも度々特集を組まれていますが、その本物へのこだわりとずば抜けたセンス、色柄は、近年では数少なくなってしまったもののひとつと言えるかもしれません。
こちらは少し墨色がかかったような赤味の少ない濃藍色が、お太鼓部分は暈し染めで段になって白が染め抜かれ、そこに可憐なスミレ、タンポポ、桜草、土筆やスギナなどの春の草花がたくさん描かれた素敵な名古屋帯です。
実際にはこんな風にお花は揃いませんが、本当にあったらいいなという風景で、夢があって素敵です。
それでいてオオバコやちょっと名前のわからない雑草の様な植物まで描かれていて、そこだけ現実的な雰囲気になっているのがまた楽しいです。
こういった可憐な春の草花の図を描いたものにしては地染めの色使いがシックで、インクブルーの様な濃い藍色がとても格好良いです。
同じく少しシックな色の結城紬や淡いグレーなどの淡色系のお召織のお着物とモノトーン的に合わされて大人の装いを楽しまれるのも良いですし、または春めいた明るい色の小紋などと軽快に合わされるのも良いですね。
春の街へお出かけされるのに最適な、とてもお洒落なおすすめの一点です。

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
　（特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。）