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商品番号 m0194
「はるかぜ」観音捩り織九寸名古屋帯地
日本工芸会正会員 松田えり子作
販売価格 有難うございました
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「はるかぜ」観音捩り織九寸名古屋帯地
日本工芸会正会員 松田えり子作
4月に入ってから東京も雨の日が多いのですが、そのせいか気温があまり高くならないこともあり、『春のよそほひ』展にもたくさんのお客様がお着物でお越しくださいました。ありがとうございました。
そうこうしていると「もう単衣から初夏にむけてのアイテムをご紹介していかなくては」と思う時期になり、毎年この時期は慌ててしまいます。
そんな中、清々しい高貴な雰囲気を持った松田えり子さんの名古屋帯地の作品が入荷いたしました。
捩り織で織り出された透け感のある綺麗な福木の黄色が何よりも先に目に飛び込んできますが、それに寄り添うように配置された利休白茶色と千歳緑色の細いラインがその緑味のある黄色・緑黄色を引き立てています。
あまりにも細やかに織り成されているために、複雑な捩り織の繰り返しが軽やかなリズムのように感じられて、決して重厚すぎる事なく存在感のある爽やかさだけが伝わってきます。
こんなにもうっとりするほどにたおやかな織物が目の前にある事が嬉しく思えます。
やや薄物になりかけの単衣から盛夏までお使いいただけそうですし、張りのある綺麗なお太鼓は初夏の装いに素晴らしい品格と素敵な清涼感をもたらしてくれそうです。
お着物ファンの方にはこの機会に是非実物をご覧いただきたい逸品です。
緑黄色は「#dbcd84 WEB色見本 原色大辞典」を、
利休白茶色は「#b3ada0 WEB色見本 和色大辞典」を、
千歳緑色は「#254d33 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。
※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
(特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)
【松田えり子先生 プロフィール】
1951年 福岡県田川市生まれ
1976年 中米グアテマラで現地のいざり織に触れる
1979年 「羅」「経錦」の重要無形文化財保持者 北村武資氏 に師事
1992年 第27回西部工芸展 金賞受賞
1999年 第36回日本伝統染織展 山陽新聞社賞受賞
第46回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞
日本工芸会正会員に認定
2001年 北村武資氏の「うすはたの会」展に出品
2002年 「技に美を求める11人 うすはたの会織作品展」に出品
2013年 第48回西部工芸展 福岡市長賞受賞
文化庁 紋紗着物「渚」
英国ヴィクトリアアルバート美術館 紋紗着物「春」 |