重要無形文化財本場越後上布 縞着尺 鈴木苧紡庵作 こうげい芥川扱
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商品番号 m0210
重要無形文化財本場越後上布 縞着尺
鈴木苧紡庵作
こうげい芥川扱

販売価格 有難うございました

 

重要無形文化財本場越後上布 縞着尺
鈴木苧紡庵作
こうげい芥川扱

その歴史は1400年とも言われる越後上布。
「重要無形文化財」の名前が付けられるのは、その昔から変わらぬ60工程にも及ぶ手仕事の積み重ねによって作られたもののみです。
繊細な青苧の苧麻の糸を髪の毛に近い細さにまで裂いて手績みによってつなぎますが、経糸だけを考えても最低14mの長さにつなぐ事を考えただけで気が遠くなりそうです。
それが1000〜1400本となりますと、素人にはまったく想像がつきません。
専門家の手で行っても一反分の糸を績むのに約1年かかるそうで、そうしてできた糸に手括りによって絣の柄を染め、機にかけて織っていきます。
ずっと以前産地にうかがった際に織られている方にお聞きしましたが、熟練の職人の方が1日かけても織れる長さは20cmくらいだそうで、一反を織るのには最低でも約2、3ヶ月はかかるそうです。
平安時代から江戸時代まで、高位の人への献上品として珍重された事がわかるような気がします。
当然の事ながら、現在では年間の生産数は激減していて、特にこちらのような絵絣のものはさらに少なくなっているようです。
こちらは本当に透き通るような糸の繊細さを改めて実感するような多色使いの縞が織り出された越後上布です。 反物を引き出そうとして動かすたび、揺れるようにニュアンスの違う色となって美しく輝きます。
お着物としてお仕立てをして実際にお召しいただいたらと想像するだけでドキドキしてしまいます。
現在はもう廃業されてしまってまず出合う事がないと思われる、鈴木苧紡庵製ならではの洗練された縞の彩。
こうして手元にあってご紹介させていただける事を非常に嬉しく思えます。
粋すぎるという事もなく、縞の模様でここまで品格のある夏の織物は数少ないかもしれません。
同じ北の産地の自然布の帯や、都会的な染めの帯まで幅広くお合わせいただけて、決して飽きる事がなく、一生お付き合いできる事を約束してくれるような北の国の宝の布です。
水浅葱色は「#6ba7b3 WEB色見本 原色大辞典」を、
蒸栗色は「#ebe1a9 WEB色見本 和色大辞典」を、
白茶色は「#ddbb99 WEB色見本 和色大辞典」を、
濃藍色は「#141e33 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。

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