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「つゆ草」琉球紅型麻名古屋帯地
日本工芸会正会員　城間栄順作

玉那覇有公氏と並ぶ琉球紅型の第一人者のおひとりでもある日本工芸会正会員・城間栄順氏の作品がたくさん揃いました。
こちらにご紹介させていただきましたものは、当店で生地と色をリクエストしてつくっていただいた作品で少し明るいトーンの個性的な作品となっています。
こちらは紅型染では少し珍しいと思われるパステルトーンで可愛い露草の柄を染めていただきました。
「サンダンカ」と同じく変わり市松の麻の帯地ですが、色が変わるだけでこんなにも印象が違うのかと驚いてしまいます。
青磁色を限りなく淡く薄くしたような千草鼠色に、浅蘇芳色と滅紫色の小さなお花が映えた可憐な図案なのですが、葉の色がシックな柳煤竹色と黒茶色で染められているため子どもっぽくはならず、大人の可愛さとなっています。
くるくると珠数繋ぎのようになったデザインがリズミカルで楽しい夏の素敵な名古屋帯です。
千草鼠色は「#bed3ca　WEB色見本　和色大辞典」を、
黒茶色は「#332014　WEB色見本　原色大辞典」を、
柳煤竹色（やなぎすすたけいろ）は「#2d3329　WEB色見本　原色大辞典」を、
浅蘇芳色は「#663742　WEB色見本　原色大辞典」を、
滅紫色（けしむらさきいろ）は「#594255　WEB色見本　和色大辞典」を、
瑠璃色は「#184080　WEB色見本　原色大辞典」をご参照下さい。