【商品説明】 「美しいキモノ」2016年春号 掲載品
浮き織の小さな四角が斜め格子の形に配列され、全体に織り出されているのがまず目に入ります。
その格子の中に、藍色の絣の細い格子が絣の足も美しく三角を形づくって入れられています。
さらに斜め格子を構成する小さな四角が5つ並んで可愛い小さなお花が織り出されています。
秋山先生がご自身への挑戦とおっしゃるのもうなずけるような素晴らしい作品です。
こんなにも細やかで手の込んだ織りのデザインを実現される秋山先生の力に改めて感動します。
またそれが、非常に扱いが難しいと言われる小石丸の蚕からとった糸で成されていると思うともうため息が出るようです。
こちらの作品は、昨年9月に綾の手紬染織工房にお伺いした際に、無理を言ってわけていただきました。
こちらの作品は、地色が個人的にも大好きな緑味のある黄・鶸色です。
この色は本当にハイセンスで品格があり、着る人をスマートで非常にお洒落な印象にしてくれます。
その鶸色と本藍の透き通るような青の組み合わせの妙味がうっとりとするように目にうつります。
お召しいただきますと、小石丸ならではの地織の光沢と動かれるたびにキラッと光る花織の粒が美しく、また手に取っていただきますとその軽さに驚かれる事と思います。
鶸色(ひわいろ)は「#d6d281 WEB色見本 和色大辞典」を、
青藍色(せいらんいろ)は「#213f66 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |