「かざぐるま」本場小千谷縮布絵羽附着物地
日本工芸会正会員 樋口隆司作

商品番号 m0407
販売価格 有難うございました

※こちらは単衣のお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
雪国の、音さえも吸い込んでしまうような静かな深い雪の中でその素晴らしい作品は生まれます。
春待ちの心に咲く花の姿、白い雪を照らす月灯り、広く澄んだ夜空に道しるべの様に光る星たち、清らかに渡る風といった「雪月花風」をテーマに自然の中の光や草花や風を作品の中に織り込んで、着る人の心にとどけます。
そして包をほどいた時そこには自然のロマンが美しく広がります。

極細の縮の糸からなるもの、上質な細い麻の糸からなるものの違いはありますが、寄り添う藍色のラインの繊細さと白とブルーの絶妙なハーモニーによって、線の動きを変えながら作品のテーマごとに美しく表現されます。
その細やかな線の集合に躍動感が生まれ、活き活きとした作品に生命力があふれています。

「雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に洒ぎ、雪上にさらす。
雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力相半ばして名産の名あり、魚沼郡の雪は縮の親といふべし」
鈴木牧之『北越雪譜』より


「かざぐるま」(絵羽附)
織物産地の中でも日本一の歴史を持つ地で、用の美に基づいて考えられたデザイン性を重視した優れた作品をつくられる樋口隆司さん。
それまでの経緯も歴史ある産地ならではのご苦労もおありだった事と思いますが、小千谷を愛し、縮を愛し、ひたすら良いものをと創作活動を続けられています。
今年の4月に新潟で拝見した「小千谷縮・軌跡」の個展でも驚くほど完成度の高い作品の数々に熱い時間の流れを感じました。
そしてこの地域では数少ない日本工芸会正会員に認定されています。
樋口さんは朝早くのランニングを習慣にされていて、フルマラソンも目指されているそうで、物つくりには体力が必要なようです。
こちらの作品は、シンプルに見えて一番大変なデザインを考えてしまったとご自身もおっしゃるように、裾周りに配置された藍の線が前身頃から後ろにかけて細くなっていき、全部がつながっています。
ポイントには風車の形の絣模様が置かれています。
実物大の下書きに絵羽でこんな風にデザインしようと考えられても、それを実際に形にしようとすると思いがけない所に大変さが現れるようです。
「絵羽柄の場合どこも失敗できないんです」とおっしゃっていました。
涼やかな風が通り抜けるような、くるくると小さな風車が回転しそうな素敵な夏の風情が感じられる作品です。
こちらの作品は「美しいキモノ 2016夏号」の中で羽田美智子さんが素敵に着用され、ご紹介いただきました。

【樋口隆司 プロフィール】
1948年 新潟県に生まれる
1989年 「世界の麻」展
1990年 第37回日本伝統工芸展入選その後も各賞を受賞
1991年 松屋銀座にての個展をはじめ各地での個展を開催
2004年 新潟県中越地震復興祈念個展「星に願いを」織展
2006年 第1回新潟県伝統工芸展優秀賞受賞 「フェニックス」
2007年 第54回日本伝統工芸展入選 「不死鳥」
2016年 第10回新潟県伝統工芸展正会員賞受賞 「はつなつの風」
2016年 「小千谷縮・軌跡」展