【商品説明】
5月29日(日)から『雪国から届いた「越後の織物展」』を開催する予定となっていますが、同時開催の『爽やかな夏の装い展』では、沖縄の染織品や当店オリジナルの夏の帯などもたくさん取り揃え、準備をすすめております。
展示販売させていただく商品につきましては、イベント開催前にご覧いただけるものもございます。
お気軽にお立ち寄り、またはお問い合わせくださいませ。
「雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に洒ぎ、雪上にさらす。
雪ありて縮あり、されば越後縮は雪と人と気力相半ばして名産の名あり、魚沼郡の雪は縮の親といふべし」
鈴木牧之『北越雪譜』より
樋口隆司さんの作品紹介のページでもご紹介しています、小千谷を語る有名な一節からその名をとられた「雪ありて」というタイトルの大変可愛い色使いの捩り織の九寸名古屋帯地です。
この文章を見るだけでも、雪に包まれた世界で雪とともに暮らし、その中から生まれたひとつの染織文化としての麻織物は人々の中に強く根差す生活必需品であり、その優れた織物は雪国の人々のプライドでもあった事がよくわかります。
そんな雪国のロマンを身近に感じながらお洒落を楽しむ事ができる私たちはとても幸せだと思います。
段替わりに配置された可愛い淡いピンクは新潟にちなんでか鴇色となっています。
太く細く段が繰り返され、そこに小さな捩り織が施され、素敵な夏の一点となっています。
鴇色(ときいろ)は「#f4b3c2 WEB色見本 和色大辞典」をご参照下さい。 |