【商品説明】
今回別でご紹介しています「穀織」と同じく入荷する事が少なく、そして非常に人気の高い「厚板格子」の九寸名古屋帯地のご紹介です。
今年は秋に向けてお仕立てが必要となるものは一足早めにご紹介させていただこうと予定しています。
こちらは能の「着付」などで主に男性の衣装に見られる厚板の小格子に取材したものかと思われる、綺麗な色使いの小格子が綾に織り出された九寸の九寸名古屋帯地です。
まず地織の淡いクリーム・蒸栗色が素敵です。 そして青白橡色と鉄紺色が幅を変えてきりっと並び、葡萄茶色の紅色が華やかさを添えています。
喜多川俵二氏のこちらの作品は、経に走る白の縞が緯の縞と綾の斜めの線が交差する形をとっていて、その事で繰り返される格子の模様に奥行きが現れて、ふっくらとした上質な厚みを感じられるようです。
格調の高さと伝統的な美しさがあり、しなやかでお使いいただきやすい事も手元で触れているだけでわかります。
お合わせいただけるお着物の範囲は驚くほど広く、その事でも定評があります。
セミフォーマルの装いから街へのお出かけのお洒落着まで楽しくアレンジしてお召しいただきたい、大変おすすめの逸品です。
蒸栗色は「#ebe1a9 WEB色見本 和色大辞典」を、
青白橡色(あおしろつるばみいろ)は「#576647 WEB色見本 原色大辞典」を、
鉄紺色は「#101033 WEB色見本 原色大辞典」を、
葡萄茶色(えびちゃいろ)は「#4d1f22 WEB色見本 原色大辞典」をご参照下さい。 |