【商品説明】
ふんわりといった言葉が思わず口から出るような、手紡ぎの木綿ならではの質感をお楽しみいただける小格子の名古屋帯地です。
人間国宝である志村ふくみさんに師事して織りを学ばれた日本工芸会正会員・築添純子さんの作品です。
お着物の作品を何度か扱わせていただきましたが、そちらは非常に細い木綿の糸で織られていて、今回の帯地とはまったく違う雰囲気のものでした。
お着物と帯ではお使いになる糸が全然違うという事がよくわかります。
ただ糸が違うという事だけでなく、もちろん織りの技術も変わってきます。
主に生成りと赤味の少ないこげ茶・赤墨色の2色で織り出された小格子は、所々に入れられた利休白茶色の糸の現れ方によって、全体的に複雑なニュアンスのある色となっています。
空気を一緒に織り込んだようなこちらの作品は、触れていると心までなごむような優しさがあります。
帯としてお仕立てをしてお召しになると、きっと素晴らしい存在感を醸し出す事がはっきりと予想できます。
深まる秋に、型絵染めのお着物や無地の結城紬などに合わせて素敵にお召しいただきたい作品です。
赤墨色は「#402d26 WEB色見本」を、
利休白茶色は「#b3ada0 WEB色見本」をご参照下さい。 |