「花の回廊」木綿花織帯地
日本工芸会正会員 藤木葵作

商品番号 m0459
販売価格 有難うございました

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
※下の1、2枚目の写真をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。

line
「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width=

「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width= 「花の回廊」木綿花織帯地 日本工芸会正会員 藤木葵作 width=
line

【商品説明】
今回のイベントで展覧させていただく作品のデザインをお考えになったきっかけなどのお話をお聞きしました。
ひとつひとつ丁寧に説明をしてくださって、作品が藤木先生の人生のアルバムのようにも感じました。
少しずつお伝えできればと思います。

「花の回廊」
今回、藤木先生のお話をお伺いしてから調べてみましたら、宮崎県は神話の故郷として歴史もあり、観光地としての見どころも多く、食べ物もおいしいものがたくさんあり、ふるさと納税でランキングが高い事もうなずける素晴らしい所だと思ました。
私もここ2、3年は秋山眞和先生の工房や藤木先生をお訪ねして何度も何度も宮崎を訪れていますが、毎回驚きがあります。
また南国と言われるほど気候も温暖ですので、珍しいお花もあちらこちらに咲いていてそれも楽しみのひとつです。
「花の回廊」の作品は「なんのお花をテーマにされたのですか?」とお聞きしましたら「椿よ」というお答えが返ってきたのがちょっと意外に感じました。
詳しくお聞きしましたら宮崎にはヤブツバキが山一面みごとに咲く所があるそうです。
椿山森林公園(※)という場所で、何気なくドライブに行かれたらタイミング良く一面椿のお花が咲き乱れるように咲いていたそうです。
それを作品にされたものが「花の回廊」です。
お花の形の丸を縁取る螺旋が特に美しく感じられる代表作とも言えます。
地織の藍の色の清々しさと、紅白の捩り糸と小さな絣を抱き込んで縦に流れるグラデーションが見事です。
藤木さんの藍は久留米絣の松枝さんに染めていただいているそうです。
親戚筋にあたる事もあってだそうですが、そんな事もまた凄い!と驚いてしまいました。

※椿山森林公園 宮崎市と日南市北郷町の境にある森林公園です。
かつて飫肥地方(おびちほう)と宮崎地方をつないだ飫肥街道が通り、飫肥藩主が参勤交代に使ったといわれる「殿様道路」約700mは、石畳の遊歩道になっています。
最高部にある高さ20mの展望塔からは360度の大パノラマが楽しめます。
一帯は飫肥杉の美林が見られる地域ですが、もともと照葉樹林帯でヤブツバキも多く自生していたことから椿山と呼ばれていました。
市制60周年を記念して、椿を甦らせようと世界一の椿園を目指して整備されています。
(宮崎観光協会資料より)

藤木先生は以前に日本民芸館で見た夜空に光る満点の星のような読谷の花織が心から離れず、そうしている時に母のように慕っていた古・鳥巣水子さんと出会われました。
日本伝統工芸展入選をひとつの区切りにされ、その後はそれまでの実績を無に帰して、一から花織を始められます。
取りつかれたように無我夢中で独自の花織を研究され、アシンメトリーの花織という、それまでどなたも成しえなかった織りを実現、数々の作品は日本伝統工芸展でも入選し、「藤木花織」を確立されました。
そして今回は特別にその素晴らしい作品を展覧する機会をいただきました。
是非この機会に手に取ってその今までに見たことのないほどの素晴らしい作品をご覧ください。