「紅葉川」木綿花織帯
日本工芸会正会員 藤木葵作

商品番号 m0465
平成25年 第48回「西部伝統工芸展」KKB鹿児島放送賞
販売価格 有難うございました

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
※下の1、2枚目の写真をクリックすると大きい画像をご覧いただけます。

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【商品説明】
今回のイベントで展覧させていただく作品のデザインをお考えになったきっかけなどのお話をお聞きしました。
ひとつひとつ丁寧に説明をしてくださって、作品が藤木先生の人生のアルバムのようにも感じました。
少しずつお伝えできればと思います。

「紅葉川」
平成25年 第48回「西部伝統工芸展」KKB鹿児島放送賞
紅葉をテーマにされた作品を2点お出しいただきました。
宮崎から鹿児島までドライブをされた際に山の紅葉があまりにも美しく、思わずこれを作品にしたいと思われたそうです。
先生はお話をされている時とハンドルを握られた時とが別人のようで、意外にも男性的な運転をされるので驚きましたが「私はせっかちだから」と仰っていました。
決してそんなことはないのですが、色々な面で楽しい方です。
「その時もきっとすごく飛ばされていたんでしょう?」とお聞きしましたら「ええまあね」なんて笑っていらっしゃいました。
そんな中でも持ち前の豊かな感性で景色をご自分の中に取り込んでしまわれるようです。
思い立ったら気ままにどこへでもお出かけになられるそうですが、宮崎は風光明媚な地としても名高く、高千穂高原、えびの高原、五ヶ瀬渓谷などの渓流も紅葉の見どころです。
そういった環境の中でお仕事をされている事が、こんな素敵でおおらかな作品の源になっているのでしょうかと思えます。
山吹茶色の濃淡が経に通り、こげ茶色の花織が流れるような線とともに織り出されています。
所々の赤の糸が色付き始めた山の彩りを連想します。
またタイトルのように渓流を流れる紅葉した木の葉のようでもあります。
もう一点、山もすっかり色付いた様子の「紅葉の頃」との違いをご覧いただけたらと思います。
山吹茶色の濃淡は「#c89932 WEB色見本」「#99632e WEB色見本」をご参照下さい。

藤木先生は以前に日本民芸館で見た夜空に光る満点の星のような読谷の花織が心から離れず、そうしている時に母のように慕っていた古・鳥巣水子さんと出会われました。
日本伝統工芸展入選をひとつの区切りにされ、その後はそれまでの実績を無に帰して、一から花織を始められます。
取りつかれたように無我夢中で独自の花織を研究され、アシンメトリーの花織という、それまでどなたも成しえなかった織りを実現、数々の作品は日本伝統工芸展でも入選し、「藤木花織」を確立されました。
そして今回は特別にその素晴らしい作品を展覧する機会をいただきました。
是非この機会に手に取ってその今までに見たことのないほどの素晴らしい作品をご覧ください。