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【商品説明】
東京では国立新美術館で開催される「国展」が、今年は90回を記念して沖縄でも「国展工芸沖縄展」として先日まで開催されていました。
毎年楽しみにさせていただいていますが、今年も新しい作家の先生方とご縁ができて嬉しく思います。
小島貞二先生にも色々とご尽力いただいています。
こちらは小島先生のライフワークのようなシリーズの模様を帯の中に凝縮して染めてくださった作品です。
約1.5cmの四角の市松が数えきれないくらいの色数で染められています。
全体には大河の流れのような曲線で色分けされた、楽しくそして雄大なイメージの作品です。
それが帯の形になりますとカラフルな四角の連続が並んで、可愛らしさのあるものとなりそうで楽しみに思えます。
最近の呉服の世界では、赤色系の素敵なものが少ないように思います。
昭和50年代頃までの高度成長期の着物や帯、またコートなどは圧倒的に赤いものが多く、そのアレルギーからか赤は売れないと思われているようですが、それは量産、量販のジャンルのお話のように思います。
その当時に作られたものでも草木染の紬や型絵染の作品などは現代に通用するものが多くあります。
この夏も「どうして赤い夏帯はないの？」と何人にもたずねられ、そういえばと改めて思いました。
来年はご用意できるようにと考えている矢先に、先生からこんな秋色の赤が可愛く染められた帯が届いて嬉しく思いました。
それもこんなに可愛くて、元気の出そうな色のあふれ出た素敵な作品です。
型絵染を知り尽くされて顔料の扱いに熟練の作家さんでなければ、これほどのものはつくれないのではないかと感じました。
まわりにも元気をわけてあげていただきたいようなおすすめの作品です。
桔梗鼠色は「#636266 WEB色見本」を、
花緑青色は「#33665b WEB色見本」を、
紅鳶色は「#d9a62e WEB色見本」を、
黄海松茶色（きみるちゃいろ）は「#9a493f WEB色見本」を、
璃寛茶色（りかんちゃいろ）は「#4d4318 WEB色見本」を、
留紺色（とめこんいろ）は「#0f1b33 WEB色見本」をご参照下さい。 |
