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【商品説明】
出雲織の青戸柚美江さんの下で絣の織りの勉強をされた後に独立された吉岡早苗さんの作品です。
無地に見える地織の藍色は、濃い藍色と少し明るい納戸色との濃淡の経の縞になっています。
その縞も四角に合わせて幅が広いものと狭いものとがあり、それによって全体に不思議な濃淡のニュアンスが生まれ、桜のお花とハラハラと舞う花びらが活き活きとして見えます。
吉岡さんは「織りを始められる前には普通のお勤めをしていたんです」と言われてまたまた驚いてしまいました。
十年も二十年も続けてこられたわけではないのに、お着物が好きな方に響く素敵なデザインを考案され、それを形にするという事を実現されるというのはすごい事で、きっと天性の才能をお持ちなんだと思いました。
また作品には強すぎない主張と個性があって、それを見た人が是非着てみたいと思われる魅力があります。
小さな白い十字の絣と絣が線でつながっているように見える配置になっていて、さりげなく全体に格子の模様が見え隠れするのがまた心憎いです。
桜の花にもちょっとずつ濃淡の暈しが入れられるなど、隅々まで細やかな心遣いが見られて嬉しくなります。
今回は3点の作品をご紹介させていただいていますが、どちらも木綿のお着物という言葉だけでは表現できない繊細さと、洗練された気品のようなものが感じられます。
このほかにも何点かご用意くださいましたので、この機会に是非実物をご覧いただきたいと思います。 |
