【商品説明】
楽しみにしていた樋口隆司先生の作品が連日届いています。
ご案内状では、昨年に引き続きご好評をいただいております、単衣から盛夏を挟んでお召しいただける「湯揉み絹縮」を中心にご紹介いたしました。
ほかにも、季節をずらして単衣にも袷にもお召しいただける、湯揉み絹縮よりも少し地厚の「絹縮」の着尺や、盛夏に涼やかにお召しいただける麻の「小千谷縮」など、バリエーションも豊かに揃っております。
ホームページではその一部を順番にご紹介していきたいと思います。
小千谷市は苧麻を使用した麻織物から真綿紬の絹織物まで、千年以上の伝統を誇る織物の産地です。
「ちぢみ布」と言えば小千谷のことをさしているくらい知名度も高く、長い歴史の中で一般にも愛され続けています。
そして昭和30年には国の重要無形文化財に指定されています。
先日もNHK BS2の「イッピン」でも「雪国生まれの涼しい着物〜新潟 小千谷縮〜」のタイトルで紹介され、樋口先生も出演されていました。
こちらの番組でも、昨年雪晒しの取材に伺った時も、雪深い地の方々の手仕事に取り組む真面目で熱心な思いの素晴らしさには改めて感動します。
「樋口先生の作品は設計図に基づいてつくられた複雑なこだわりのデザインなので、織るのが大変」だと織り手の方が仰っていました。
「でも着られる方が喜んでくださるならそれもまた楽しい」とも。
「ときめき」湯揉み絹縮着物地
昨年の『雪国から届いた「越後の織物展」』では樋口先生の恋歌3部作・第1弾「はつなつの風」をご紹介させていただきました。
先生は「風・雪・花・月」と自然の中にあるものをテーマに、心に感じたイメージを図案にしていかれます。
幼心の初恋の思い出から、この恋歌3部作を制作されているそうです。とてもロマンティストなんですね。
そのため、先生の作品はただお洒落なデザインというだけではなく、何かしらテーマが感じられ、さらに自然の中の風や光や草木の生命力といったものまで感じられるのかもしれません。
絣足の美しいブルーの縞と、カラフルな四角のコンビが軽快な湯揉み絹縮の着物地。
肌触りの良いシボのある素材感と適度な透け感で、ひとえから盛夏までお召しいただけます。
【樋口隆司】
1948年 新潟県小千谷に生まれる
1989年 「世界の麻」展
1990年 第 37 回 日本伝統工芸展入選
その後も各賞を受賞
1991年 松屋銀座にて個展
その後も全国各地で個展を開催する
2004年 日本工芸会正会員認定
2005年 新潟県中越地震復興祈念個展
「星に願いを」織展
2006年 第 1 回新潟県伝統工芸展優秀賞
2016年 「小千谷縮・軌跡」展
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