上品羅八寸名古屋帯地
人間国宝 北村武資作

商品番号 m0595
販売価格 有難うございました

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
『工芸作家作品展』
日本工芸会、国画会で活躍される作家さんたちの作品をご紹介させていただきます。
長年かかって集めたものや、お願いをして制作していただいたもの、
着物ファンの一人として「これは是非着たい」と思える着物や帯を集めてご案内させていただきます。
お好みによってそれぞれに見応えのある作品が揃います。
この機会に是非一度お立ち寄りくださいませ。

上品羅八寸名古屋帯地 人間国宝 北村武資作
清々しいほどに白く美しい「羅」の織物です。
幼い頃にお父様を、戦争で兄を亡くされ、家計を支えるために西陣の機屋さんに修行に入られた北村武資さん。
凡人とは違って並々ならぬ向学心と才能をお持ちだったのでしょう。
その後も川島織物さんなど西陣の機屋さんを巡って修行を積まれました。そして出合ったのが「羅」でした。
1973年、中国「馬王堆漢墓」から発掘された女性のミイラの保存状態の良さと副葬品が世界的にニュースとなりました。
紀元前2世紀に織られていたとされる「羅」に古代へのロマンを感じ、魅入られた北村武資氏は、それを生涯のテーマとされて研究し続けられているという事にもまたロマンがあります。
正倉院御物の中にも「繧繝夾纈羅」がありますが、古くから身分の高い人の持ち物として珍重された織物であったようです。
多くの染織家が「羅」の魅力に取りつかれたようで、研究され復元されてきました。
それを現代の用の美に沿ったものとして確立された北村さんの功績は素晴らしいと思います。
身に着ける喜びはまた格別で、夏の逸品としておすすめいたします。

【北村武資】
1935年  京都に生まれる
1944年  父親が死去。続いて長兄が戦死する
1951年  家計のために西陣の織屋に務める
1955年  機屋を退織、その後西陣の中を巡り様々な修行を重ねらる
1959年  独立。手仕事による織の創作を始める
1965年  日本伝統工芸染織展において会長賞続いて激励賞など、その後も各賞を複数回受賞
1972年  このころに「羅」と出会い触発される
1982年  精力的に個展等の活動をされ、工芸展でも受賞を重ねる
1990年  京都府指定重要無形文化財「羅・紋織」に認定
1995年  国の重要無形文化財「羅」保持者認定
1996年  紫綬褒章受賞
2000年  国の重要無形文化財「経錦」保持者認定