【商品説明】
こちらは今年の夏に向けて染めていただいた作品のひとつです。
星野利夫さん作の重要無形文化財の越後上布の生地を使って、玉那覇さんに染めていただきました。
斜め格子のような構図で配置された沢潟が、越後上布の自然の色を背景に濃い藍色で染められ、茜色の小さな花を可憐に咲かせています。
八寸名古屋帯の少し地厚な生地は、夏だからこそ味わえる麻の醍醐味を感じさせてくれます。
その質感と自然の色をお楽しみいただきたく思い、地の色はそのままにしていただきました。
紅型の中でも藍型のような地白の模様は、風が通るような清々しさがあり素敵です。
太鼓の返りはその濃い藍色が映える明るく淡い水浅葱・縹色となっていて、帯にお仕立てをしますとその効果を発揮してお洒落な佇まいとなる事でしょう。
使い込むほどにその味わいを増すような越後上布の素材感がたまらなく素晴らしい、おすすめの夏の逸品です。
濃藍色(こいあいいろ)は「#11233D color-sample.com」を、
茜色は「#9D2932 color-sample.com」を、
縹色(はなだいろ)「#397793 color-sample.com」をご参照下さい。
【玉那覇有公】
1936年 沖縄県に生まれる
1961年 紅型宗家・城間栄喜氏に師事、修業をはじめる
1963年 独立城間工房の近くに工房を構える
1970年 沖展に初出品
1975年 日本伝統工 芸展に初出品、その後も数々の賞を受賞
1991年 日本伝統工芸展で文部大臣賞受賞
1996年 重要無形文化財「紅型」保持者認定
1998年 紫綬褒章受章
日本工芸会正会員
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