【商品説明】
春先に小島貞二先生に面白い生地をお預けしていたのですが、「国展」が無事に終了してようやく取り掛かれたとの事で、可愛い型絵を染めてお持ちくださいました。
生地が面白いから染めるのがすごく楽しかったと言っていただいて、とても嬉しく思いました。
それは少し古い「奈良晒」の生地でした。
幻の生地とも言われる奈良晒ですが、何年かに一度程度ですが稀に出合う事があり、見かけると手に入れていました。
小島先生は麻の織物にはとても造詣が深く、お店にお越しになるといつも麻談議にお花が咲きます。
それで以前に手に入れていた布をお見せしましたら、是非染めてみましょうと言われて実現したものです。
夏の型絵染の帯は非常に少なく、また淡色のものが多いので、そうではなくはっきりとしたあまり見かけない色をリクエストしたいとお伝えしていました。
今回の2点はメリハリのきいた作品にしてくださいました。
こちらは藍型染ですが、今回こちらの作品のために新しく型を彫って染めてくださったそうです。
中型の丸い型に菊に菖蒲、牡丹など四季折々の草花がディフォルメされて多色で描かれています。
型絵染ならではの発色の美しさがお楽しみいただけて、また地染めの藍色の重厚さと透明感が素敵です。
夏のお気に入りの上布や夏紬のお着物と合わされて、個性的な着こなしをお楽しみいただけたらと思います。
是非この機会に実物をご覧いただいて、軽くお使いいただきやすく希少性の高いこの生地の質感をご体験ください。
地の色は藍色「#1f344d color-sample.com」を、
模様の色は蘇芳色「#9e3d3f color-sample.com」、
支子色(くちなしいろ)「#fbca4d color-sample.com」、
翡翠色「#38b48b color-sample.com」、
利休白茶色「#b3ada0 color-sample.com」
をご参照下さい。
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