【商品説明】
【花織の里「知花」】
18世紀より、旧美里村知花などを中心に伝わった伝統織物「知花花織」。
王への献上品というよりは、五穀豊穣を願うお祭りの奉納舞踊のための衣装や、馬乗り競争に出る家族のための晴れ着や袴などのために織られたものだったそうです。
その後一時は途絶えてしまったものを数百年の時を経て復興、復元され、現在もなお形を変えながら、そして新しい要素も取り入れながら花開いています。
平成12年には国の伝統的工芸品に指定されました。
知花花織は、縦方向に連続して模様を織り出す珍しい経浮花織です。
古い装束などでの知花花織といえば、独特の琉球藍の紺地に白と赤の糸がクロスした図案が見られますが、近年では現代のお着物ファンの心に沿った草木染のカラフルな作品も見られます。
その中でも、前職のグラフィックデザイナーであった金良美香さんは、その頃に培った洗練された色彩センスによる個性豊かな素敵な作品でファンを魅了します。
縦に流れる模様に横の広がりを加えるために絣も併用されるなどの工夫をされていますが、この初夏にお訪ねして作品を拝見した際に、綺麗で上品で端正なこんな花織のお着物を是非一度着てみたいと思いました。
「沖展や工芸展で入選した作品は家族のために取っておくんですよ」と仰っていたのですが、お願いして何点かわけていただきました。
今回のイベントでは、着尺2点、帯地2点が入荷予定です。
金良さんらしい、無理のないお洒落さを湛えた端正な織物を是非一度ご覧ください。
地の色は二藍色(ふたあいいろ)「#564D66 color-sample.com」、
花織の糸の色は紅色(くれないいろ)「#BD425A color-sample.com」、
鳥の子色「#FCEABB color-sample.com」をご参照下さい。
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