「緑風・市松文」出雲織木綿着物地
青戸柚美江作

商品番号 m0896
販売価格 有難うございました

※こちらはお仕立の加工代金を含めた販売価格となっております。
 (特殊なお仕立・加工をご希望の方はお問い合せください。)

商品説明
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【商品説明】
91歳になられる青戸柚美江さんですが、今回の個展の作品の中でも、驚きの最新作で力作でもある「市松文・緑風」。
ペルー産の緑綿を使用してめがね織を織られました。
茶綿より少し緑がかったニュアンスのある珍しい色です。
好奇心旺盛な柚美江さんはここにこんな木綿があると聞くと、いてもたってもいられず、早速種を取り寄せられます。
今までには蓮の繊維・藕糸(グウシ)にもチャレンジされましたし、天蚕を育てて糸をとる事もされました。
そしてより素晴らしい作品を届けたいと毎日思っていらっしゃいます。

中海の一部が埋め立てられ農地として開放されたときに、少し塩分のある畑は木綿の育成に適しているのですぐに購入されたそうです。
そしてペルーから種を取り寄せて早速緑綿の種を植えて育てられ、楽しみに収穫されたのです。
茜色や緑や藍色の絹糸は、以前に絹物を織った時の残糸をご両親にお願いして「短く切って繋ぐ結び糸にしてもらったのよ」。
また大好きな天蚕も入れて「この残糸ならではのごつごつした節が面白いでしょう」と嬉しそうに話されます。
実際に羽織ってみますとその節が光を集めてキラキラと輝き、全体をエレガントでゴージャスな印象にする事に貢献しています。
光とそよ風に包まれるような素敵な雰囲気も持っています。
青戸ファンの方には今回の個展の中でも是非実物をご覧いただきたい作品のひとつです。

【青戸柚美江】(あおとゆみえ)
昭和2年、鳥取県米子市生まれ
19歳で島根県安来市の青戸家に嫁ぐ
生まれ故郷の伝統の弓浜絣をもとに、創作性や芸術性の高い木綿のきものを織り始める
一方、出雲の織物の研究、復興にも心を砕く
第41回日本伝統工芸中国支部展鳥取県知事賞などを受賞

「出雲織」を率いる青戸柚美江さんには優れた数多くのお弟子さんがいますが、そのなかには、ご子息やお孫さんも。
ご子息である秀則さん、秀則さんの奥様・泰恵さん、お孫さんである和成さん。
今回は、そうした青戸さんのエスプリを引き継ぎ、「出雲織」の未来を担うご家族の皆さんの作品の一部をご紹介いたします。