扇面図紫根染木綿創作名古屋帯
今回、2点の古い木綿の紫根染のお着物が入荷いたしましたが、時代的にお寸法が小さく、着丈などの問題でもう一度お着物にお仕立する事ができませんでしたので、お手入して名古屋帯にお仕立をいたしました。
30年以上を経て程よく木綿に馴染んだ、やや枯れた色の紫根の色も、また違った味わいで美しいです。
2本ずつお作りする事ができましたので、より多くの方にこの味わいを楽しんでいただけるかと思います。
よろけ縞を交差させると扇面の図案になる事をいつの時代に思いついたのか、日本の文様は家紋にも見られる様に、シンプルな中に色々なメッセージがあったり、工夫の中で機能的な美しさがあったり、奥深さをいつも感じさせられます。
お着物にできなかったのが残念ですが、白の部分が多い事もあって、柄的にもかえって帯の方が素敵だったかなとも思われます。
やや明るめの紫根の色と動きのある文様がマッチして、春の紬などと合わせていただいてもとてもお洒落な着こなしを楽しんでいただける事と思います。
商品番号 o0327
扇面図紫根染木綿創作名古屋帯
販売価格 有難うございました
|