無形文化財 古法・丹波布
「しまぬき」八寸名古屋帯
珍しい昭和中頃の、藍染ベースの丹波布の未使用の帯が入荷いたしました。
戦後まで一時途絶えてしまっていた丹波布を、兵庫県氷上郡青垣町で復元する活動が始まった初期の頃の作品と思われます。
当時の解説文が付いていましたのでご紹介させていただきます。
「昔から、どこで作られるとも分からずに、京都の街で、美しい縞織物が蒲団や着物に用いられていた。
その特長は、木綿の織物に緯に絹の『つまみ糸』を交織して居り、色は藍と茶と緑の三色であるが、それの濃淡と、さまざまな組合せとに依って千変万化誠に極まりない、しかも物柔かなフックリした美しさを見せていた。
これを初めて注目したのは柳宗悦先生で、その産地とか、手法とかを、何とかして明らかにしたいと云うことで、それ等の研究をお引受したのが私である。(中略)
真に『よき』ものは常にモダーンである。
恐らくはこの新興丹波布は再び新しく人々の心を喜ばせ、その美しい姿は広く世界に認められることであろう。」
昭和三十一年九月五日 上村六郎(大阪学芸大学教授理学博士)
こちらの商品は、『池袋アンティークマーケット』(2月6日・金〜)で販売いたします。
商品番号 o0333
無形文化財 古法・丹波布「しまぬき」八寸名古屋帯
販売価格 有難うございました
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