辻が花染蝶と貝図名古屋帯 小倉建亮作
久しぶりに珍しい、故・小倉建亮さん作の名古屋帯が入荷いたしました。
京都で100年以上の歴史を持つ染屋さんの4代目で、友禅染の創作を続けられていました。
後に絞り染も習得され、桃山期の辻が花の修復・復元に携わられ、その研究において数々の功績を残されています。
現在、5代目であられる小倉淳史さんも、数々の素晴らしい作品を多く作られ、根強いファンが多くいらっしゃいます。
こちらの作品は、しっかりとした上質な塩瀬の生地に細やかな絞り染を施し、4色の色分けで染められており、それだけでも大変高い技術を必要とします。
蝶の羽や貝の中の線、また白く抜かれた部分など、素人の目には本当にどうやってこんなに細かい図案を染める事ができたのだろうかと、思わず見入ってしまいます。
そして全体のデザインのすっきりとしたモダンさが、帯としてお召しになられた時にどんなに素敵だろうかと想像してしまいます。
とても手のかかった作品レベルの高さとは裏腹に、大変可愛らしく爽やかな軽やかさがあり、上質な紬類などと合わせていただくと本当にお洒落で春らしい素敵な帯です。
商品番号 o0351
辻が花染蝶と貝図名古屋帯 小倉建亮作
販売価格 有難うございました
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