手織ぜんまい紬藍染和紙すくい織名古屋帯
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手織ぜんまい紬藍染和紙すくい織名古屋帯

主に野山の植物をあらゆる工夫を凝らして織物として作られた原始布、自然布の一つであるぜんまい紬。
春に山奥の土の中から芽吹いたぜんまいの綿を真綿に混ぜ込んで手紡ぎで糸を作り、緯糸として織られた紬です。 その民芸的な
味わいと希少性から根強い人気を持ち続けています。
近年はコスト的な理由もあってか、あまりたくさんのぜんまいを使われていない、雰囲気を楽しむくらいの質感の物もたくさん作られ、割にお手軽なお召物としても販売されている様です。
こちらは近年に珍しい、ぜんまいの量が非常に多い手織の八寸名古屋帯です。
和紙をこよりの様にした物を、甕覗きから納戸色まで5段階の藍色に染めて緯糸にし、すくい織でうねった波の様な模様に織り込んだ大変凝ったものです。 古い東北地方の裂織の様なイメージになっています。
もう一点ご紹介している物と比べるとやや打込みが強く、シーズン的にもやや早い単衣から袷のかかりにお召いただくのに最適と思われます。
重苦しくなく、お洒落で高級感のある八寸名古屋帯は、年間を通して探してはいるのですが、とても数が少なくなかなかご紹介することができません。 その点でもこちらの帯は貴重な一点と言えます。
天然素材の良さが十分にあふれながらも民芸的すぎない大変お洒落な八寸名古屋帯です。

商品番号 o0414
手織ぜんまい紬藍染和紙すくい織名古屋帯
販売価格 有難うございました

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