アンティーク本爪綴丸帯直し
とても素晴らしいアンティークの綴織の丸帯が入荷いたしました。
今回ご紹介するまで、1年以上手元に置いて考えたのですが、重さや素材の性質から、丸帯の状態ではお召いただきづらいと思い、2本にカットして軽い帯裏を探し、袋帯の形にお仕立いたしました。
少し表情の違う2本の帯が出来上がってまいりました。
10年以上前に、同じ機屋さんの作と思われる丸帯に出合った事があり、その時にも近年では見る事が少なくなった素晴らしい作品だと驚きました。
それとお柄は少し違いますが、やはりこちらも色使いといい、デザインといい、渋さの中に高い技術に裏付けされた品質の良さがあふれた、品格の高さを持っています。
はさみを入れる事は忍びなかったのですが、お召いただけなければもったいないので、きれいに仕上がってきて大変嬉しく思い、こちらでご紹介させていただきました。
大正末期から昭和初期の丸帯ですので、長さは4m9cmです。
写真の柄をお太鼓に出そうとすると一重太鼓になりますが、一重太鼓でも十分にボリューム感はあります。
そこそこの格の附下や江戸小紋から、結城紬などのお洒落着まで合わせていただけて、ちょっと目を引く存在感のあるおすすめの一点です。
もう1本のお太鼓の写真は、クリックすると大きい画像をご覧いただけます。
商品番号 o0441
アンティーク本爪綴丸帯直し
販売価格 有難うございました |