松竹梅図型絵染名古屋帯
20〜30年位前の作家作品と思われる名古屋帯です。
大きく斜めに走る様に描かれた、勢いのある竹の枝が全体をリズミカルなものにしていて、大変モダンな印象にしています。
また、散らされた梅の花の中に竹と松が染められている所は、古典の味わいもあります。
近年では、塩瀬の生地にこの色使いで型絵染をするパターンも多くなってきなしたが、この当時には珍しく斬新だったと思われます。
近年の洗練された作家作品の、塩瀬に淡色で可愛らしく染められたタイプとはまた少し違って、昭和テイストもあり、ちょっと手作り感もあります。
その意味ではボリューム感もあり、これからの季節にやや厚みのある真綿系の紬類と合わされても、しっかりと答えてくれるそんな型絵染の帯です。
未着用の状態で入荷いたしましたが、経年の保管により柄以外の部分にのりシミの様なものがありました。
五泉の塩瀬の帯地を染め出しした物を使用し、お仕立替をいたしました。
商品番号 o0461
松竹梅図型絵染名古屋帯
販売価格 有難うございました |