工芸手織伊兵衛綾織単衣帯
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工芸手織伊兵衛綾織単衣帯

15代続き、一子総伝、門外不出とも言われる伊兵衛織の八寸名古屋帯です。厳選された玉繭から、一般の製品の約4倍の太さに紡がれた上質でしなやかな糸を使って、しっかりとした手織の技で織り上げられた美しい単衣帯です。
こちらはおそらく先代の頃の作品と思われます。
柳宗悦さんと民芸運動をすすめられ、昭和のその時代の一つのトレンドであり、知識人や茶人にも好まれ、民芸の基本でもある用の美を形としてあらわし、品質の良いこだわりの物、長く愛用される物を作られていたと聞きます。
こちらの帯を見るだけでも、まさにその事が、なるほどと思わされる様な魅力があります。
まるで16世紀に明から日本に渡ってきた唐木綿の風情もあります。
薄茶色系の濃淡の綾織がベースで、約5cmおきに配置された藍の糸がアクセントになっています。
ベースになっている独特の玉繭の太い糸が、時を経ても大変美しく、黄金繭の様な光沢を持っています。
しかし織りあがった作品は、大変渋みのある味わい深い物となっている事がまた不思議でもあります。
帯でありながら何か違う存在感を感じさせる、素敵な一枚の布の様でもあります。
単衣帯の房は、ご希望により加工も承ります。

商品番号 o0465
工芸手織伊兵衛綾織単衣帯
販売価格 有難うございました

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