帝王紫手描袋帯 じゅらく製
古くから高貴な色とされた紫、その中でも紀元前1600年より続く染色法であり「帝王紫」と呼ばれる貝紫の染料を使って作られた、じゅらく製の袋帯です。
じゅらく製の帝王紫の物はほとんどが織柄なのですが、こちらは地金通のやわらかい紬機の帯地に古代の帆船の模様などが染められた、少し珍しいタイプです。
図案は、貝紫の研究の第一人者であり、その研究のために実際に世界中をまわられた故・吉岡常雄さんがデザインされた物です。
以前に直筆の作品も扱った事がありますが、独特の勢いあるタッチが大変うまく表現されています。
初期のじゅらく製の帝王紫の袋帯や八寸名古屋帯で、やはり吉岡さんの図案を使って織り出された物を何度か扱った事があります。
どれも白と紫のコントラストが美しく、どこか古代に思いをはせる様なロマンのある柄の物で、個人的にも大変好きな帯です。
近年ではあまり作られなくなった様で、少し残念です。
こちらは少し華やかさのあるお洒落袋帯として、紬や小紋類と合わせていただくととても素敵です。
未着用品。
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商品番号 o0467
帝王紫手描袋帯 じゅらく製
販売価格 有難うございました |