若松と菊総刺繍名古屋帯
アンティーク
若松と菊の図案を手刺繍で描いた、大正時代の大変見事な丸帯が入荷いたしました。
この時代の富裕層の方は、こういった帯などをご自身のお好みで別誂えされていました。
刺繍の作品などの大作は2,3年かかるのも普通だったそうです。
そういった事から、結び方のお好みなどによって柄の配置が現代の物と異なる物も多く見られます。
こちらの帯も前柄とお太鼓の間が短く、無理に締めると刺繍の部分に負担がかかってしまう状態になっていました。
100年近く未使用で、とても良い状態で残されていた物にはさみを入れるのは忍びなかったのですが、やむを得ず切り替えをして、ゆったりとお使いいただける4m近い長さの名古屋帯にお仕立替をいたしました。
満開の菊をベースに若松や竹、萩などが散らされ、菊の季節というよりも、お正月などのおめでたい季節のイメージで作られたのではないかと思われます。
お召いただくと、表に見える部分はほとんど刺繍で埋め尽くされてしまう、大変豪華で優美さのある名古屋帯です。
商品番号 o0480
アンティーク 若松と菊総刺繍名古屋帯
販売価格 有難うございました |