竹と七宝図手描友禅と刺繍名古屋帯
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竹と七宝図手描友禅と刺繍名古屋帯

ややしぼの大きめのベージュ色の縮緬地に、すっきりとした若竹の図が手描友禅で描かれた名古屋帯です。
江戸時代の友禅に見られる特徴的な色使いと、細い枝を金で描き部分的に刺繍を施した事などで、竹の図案の中では少し珍しい優雅さとおめでたさのある物になっています。
季節的にも竹がテーマの物は5月から初夏にかけての物が多い中白く染め抜かれた竹の葉は雪持ちのイメージにもつながり、冬をテーマにしている様にも思えます。
右端に七宝の文様が配置されているのが、御簾の縁の模様に見立てられ、お庭に面した座敷から外を眺めている様な奥行を感じられます。
帯のお太鼓という小さな面積の中に色々なテーマを盛り込んで描き見る人もそれを楽しめるという事は、外の国の文化にはない素敵な事だといつも感じます。
どこか冬の冷たい空気の気持良さが伝わってくる様な、素晴らしい友禅の名古屋帯です。
未着用品。

商品番号 o0483
竹と七宝図手描友禅と刺繍名古屋帯
販売価格 有難うございました

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