パンジーの花東京友禅名古屋帯
熊谷好博子作
可愛いブーケの様に咲くパンジーの花が大きく描かれた帯です。
朝露のイメージなのか、雨上がりの水滴のイメージなのか、それを表すために高度な撒糊の技法で、複雑な色合いに染められています。
地色も細かい黄色の点によって埋められています。
その複雑な色の効果は、少し離れて全体を眺めた時に現れ、着用されるとパンジーの花が活き活きと花開き、華やかな印象を与えてくれます。
熊谷好博子氏は、東京友禅の伝統工芸士の第一人者のお一人で伝統工芸展でも数々の賞を受賞、昭和30〜50年代に大変ご活躍されました。
今年1月の銀座松坂屋での『大正・昭和〜なつかしき良き時代の着物作家の巨匠たち展』では、代表的な大作を何点かご紹介いたしました。
どれも熊谷氏の技術と才能を裏付けるかの様な素晴らしい作品ですが、こういった小作品の中にもそれを見る事ができ、見ていて飽きない楽しさがあります。
三色すみれをモチーフにした、昭和らしいレトロな雰囲気もあり、いつもと少し違った着こなしをお楽しみいただけると思われます。
作り帯の状態で保存されていた物を、当店でお手入して名古屋帯にお仕立いたしました。
そのため、お値打価格となっております。
商品番号 o0518
パンジーの花東京友禅名古屋帯 熊谷好博子作
販売価格 有難うございました |
