水玉模様すくい織開名古屋帯
綿をちぎった様な色々な形の水玉模様を、10種類以上の色ですくい織で織り出した夏の名古屋帯です。
お太鼓部分に大きく描かれた半月型の部分は、緯糸を極端に少なくした櫛すき織の様になっていて、シンプルに見える図案でありながら、手の込んだ技術を要するものです。
夏の着物や帯は、袷の時期と一転してまず軽やかさを求められる事から、糸も細く細くなっていきますし、絹糸に限らず麻糸なども髪の毛ほどの細さの糸に絣をつけたり変り織をしたり、こちらの帯の様にすくい織をしたりと、繊細な中に色々な要素が盛り込まれています。
高い技術が求められますが、それでいて無駄を省いて作られたものが多く、良いものに出合うと長い時間見ていても楽しく思えます。
こちらの名古屋帯はやさしい色使いで少しメルヘンな雰囲気もあり絽や紗のお着物から小千谷縮や上布まで色々と合わせていただけて、活用のきく一点です。
(長さ)約3m63cm×(太鼓巾)31cm。
商品番号 o0531
水玉模様すくい織開名古屋帯
販売価格 有難うございました |