おもだかに桐唐織夏袋帯
おそらく能装束からの意匠と思われる、お洒落な中に品格のある夏の袋帯です。
地織は段熨斗のような3色に分けられた観世水の文様となっていてそこにおもだかと桐の文様が唐織で織り出された、夏らしさのある図案となっています。
水辺の草花の中でも、おもだかはその凛とした姿から古来より貴族にも好まれました。また“面高”とも書くために「面目が立つ」に通じる事から縁起の良いものとされ、毛利家など武家の女性の家紋としても用いられた様です。
初夏に水面から新しい葉が姿を現すと、本当に涼しげで清々しい夏を感じますし、盛夏に白い花が開くとまたそれも可愛らしく、夏の風物の一つとして昔から親しまれ愛された植物だった事がよくわかります。
こちらの帯は全体的にややおさえたトーンの色使いですので、夏のシックな江戸小紋、附下、色無地などとも合わせていただけますしもちろんフォーマルなお席までご着用いただけます。
近年では数の少なくなった、本格的で良質な夏の袋帯です。
未着用品。
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商品番号 o0532
おもだかに桐唐織夏袋帯
販売価格 有難うございました |