栗繭・葛布市松模様八寸名古屋帯
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栗繭・葛布市松模様八寸名古屋帯

夏の着物や帯には、冬とは違う色々な天然素材の物があり、珍しい物に出合えるのも楽しみの一つです。
特に原始布とも呼ばれる麻や葛、科布、オヒョウなどの様々な植物からなる織物は、木綿や絹が一般にあまり手に入らなかった昔、日本各地で自然発生的に工夫の中から生み出された、生活の中の必需品的なものでした。
物が豊かになってきた近年は、色々な地方で趣味的な物として復元されたり、新しいアイデアで現代のニーズに合うものを作られたりしている様です。
こちらの名古屋帯もそういった物の一つと言えます。
経糸に栗繭の糸、そし緯糸に葛の糸を使用し、ジャガード織の様な方法で市松の柄が織り出されています。 どちらも本来はややかための風合になりますが、しなやかな手触りになっている点から考えても、両方の素材の良さが相まっている様です。
そして葛布ならではの光沢もあり、色々な工夫の中から生まれたの作品なのだろうという事を改めて感じました。
お洒落の中に自然布の味わいも感じられる素敵な名古屋帯です。
未着用品。

商品番号 o0544
栗繭・葛布市松模様八寸名古屋帯
販売価格 有難うございました

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