織全九蔵文様袋帯 鹿子井山田製
岩と波の力強い印象の図案の袋帯です。
日本古来の伝統的な文様にもこういった図案はありますが、清朝の高位の人々の宮服の図案にも、龍の周りを縁取って不死の象徴として瑞雲と波が刺繍などで描かれたものが見られます。
どちらかというと、それに由来する文様と思われます。
もう1点ご紹介している洛風林製の清朝の刺繍写のタイプと同様、大正期に中国から渡ってきた、貴重な朝服の布のこの波の部分を使って、袋などにお仕立されて趣味人は楽しまれていた様です。
偶然同じアンティークの復元のタイプが入荷して少し面白く思い、ご紹介させていただきました。
個性的ですが、柄の由来によるものなのか、どこか格調ある雰囲気を持っています。
フォーマル色のない附下や江戸小紋、また無地感覚の結城紬などと合わされるのもお洒落だと思います。
色使いも抑えたトーンのものばかりですので、色々なお着物と合わせていただきやすいと思います。
(長さ)約4m48cm×(太鼓巾)31.2cm。
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商品番号 o0601
織全九蔵文様袋帯 鹿子井山田製
販売価格 有難うございました |