橘文友禅に刺繍名古屋帯
橘は古くから、主に西日本に自生する日本固有の柑橘系の植物ですが、一年中葉が緑であることから変わらず永遠を意味するとしておめでたい文様として取り入れられてきました。
また冬の寒さの中でも、力強くその姿がある事から武家の家紋としても使われています。
そのイメージからか、同じ植物文の中でもどこか立派で凛とした力強さを感じられます。
こちらは、その橘を蔓の形にアレンジし、少しソフトな印象のデザインにした、染の名古屋帯です。
少し珍しい染の図案と、同じ題材の地紋の地厚の緞子の帯地が錆青磁色で爽やかな新春の装いに最適と思い、ご紹介いたしました。
白く染め抜かれた躍動感のある蔓に、散らされた豊かな橘の花の文様が色とりどりに染められ、金の摺箔と手刺繍によって華やかさを添えています。
大変すっきりとした印象の中に、細やかな手仕事の積み重ねによるボリューム感と高級感が感じられます。
梅春のこの時期に、気品のある素敵な装いをお楽しみいただける事と思います。
未着用品。
(長さ)約3m84cm×(太鼓巾)31.4cm×(前巾)16.5cm。
商品番号 o0641
橘文友禅に刺繍名古屋帯
販売価格 有難うございました |
