露草の図手描夏名古屋帯 志ま亀扱
古くから人々の生活エリアの身近な所に存在し親しまれ、朝咲いてお昼にはしぼみ、まるで朝露の様に消えるという意味からその名前がついたとも言われる、可憐な露草の花が描かれた夏の名古屋帯です。
染織の世界でも馴染みが深く、その花の青い色素を利用して、友禅や筒描きの下絵を描くために防染糊に混ぜて使われたりします。
その青い色素は簡単に衣服などにつき、洗い落とせばすぐに消えるのですが、その事は移ろいやすさや儚さを連想させ、古くは万葉集などにも取り入れられ、たくさん詠われている様です。
とてもロマンチックな小さなお花です。
澄んだ白鼠色の絽塩瀬の地に墨絵タッチの手描きで、まるで野原でスケッチした様にさらさらと描かれていて素敵です。 藍系の夏のお着物と合わされても涼感が感じられ、すーっと風の通る風景の様な軽やかさがあります。
それでいてきちんと存在感のある、品質の良い夏のおすすめの一点です。
(長さ)3m56cm×(太鼓巾)30.2cm×(前巾)15.2cm。
商品番号 o0724
露草の図手描夏名古屋帯 志ま亀扱
販売価格 有難うございました |