露西亜金モール風草花名古屋帯
アンティーク
大変細い糸で織られた紫鳶色の古い結城紬の様な紬地に、レース模様を取り入れた草花の更紗模様が手描ロウケツで描かれた古い帯地が手に入りました。
生地の端に「露西亜金モール風草花」というタイトルがあり、「廿七・秋」とも書かれていました。
明治なのか昭和なのかは定かではありませんが、あまりにも雰囲気が良かったので解いてお手入をし、元々の縫い目部分だった所にはすべて裏から補強の芯を張って、長さ不足も調整してお仕立をいたしました。
金彩が施されているのですが、それが良い具合に枯れて、地のお色も素敵に変化し、生地に溶け合っている様なしっとりとした美しさがあります。
きれいによみがえって帯になり、嬉しく思いました。
古いものがリフレッシュしてよみがえるのを見られるのも、このお仕事の喜びのひとつでもあります。
ただ、お取扱いには少し気を使いますので、古いものにご理解のある方におすすめしたいと思っております。
とても素敵なおすすめの一点です。
今回は、同系色の淡いお色の士乎路紬とコーディネートしてみました。
(長さ)3m62cm×(太鼓巾)30.6cm×(前巾)15.4cm。
商品番号 o0793
アンティーク 露西亜金モール風草花名古屋帯
販売価格 有難うございました |
