お花見の図手描名古屋帯(作家物)
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お花見の図手描名古屋帯

満開の桜の木を主役に、のどかな水辺の風景をさらっとスケッチした様な、色合いにもちょっと昭和の雰囲気を感じられる素敵な名古屋帯です。
今からお花見にでも出かける様な屋形船が一艘描かれていて、時間の流れも緩やかに、まるで春の暖かい空気まで伝わってくるようです。 遠くに少し高い山も見えてそこにはまだ雪が残っていそうでちょっと手前の山には少しずつ緑が見えます。
ラフなスケッチの様で細やかな技術センスが光ります。
河岸に並んだ桜の木が描かれた前柄の端に落款が入れられている事からも、おそらく染織家ではなく画家の作品ではないかとも思われます。 大正や昭和に作られたものに、そういった作品を時々見る事があります。
前柄の反対面とお太鼓の裏面には、桜の少し後の時期とも言えるオオヤマレンゲの花が描かれています。
少しでも長い期間にお使いいただきたいと思う作者の気持ちが伝わってくる様ですし、昭和中頃のものと思えますので、両面使えるようにと生地を大切にしたとも考えられます。
そうしたどこか人間味のあふれる、でも絵としてはお洒落で完成度の高さも感じられる、春の素敵な一点です。
(長さ)3m75cm×(太鼓巾)30.2cm×(前巾)15.2 cm。

商品番号 o0815
お花見の図手描名古屋帯(作家物)
販売価格 有難うございました

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