トンボの図木目絞り紗夏名古屋帯
銀座伊勢由扱
アンティークの大正時代の夏帯を連想してしまう様な大胆なトンボが、木目の絞りで描かれた楽しい夏の名古屋帯です。
大正時代、染織品の世界はそれまでの色々な抑圧から解放されたかの様に自由闊達なデザインや色柄のものが現れ、人々もそれを支持し、素晴らしいものがたくさん作られました。
そうした中に、絶対にお太鼓の中に納まりきれないのがわかっていながら、それでもと描かれた様な大胆な図柄を染められた帯を見る事があります。
それは薔薇やユリなどの洋花やまたは外国のフルーツだったり、そして蝶やトンボなどです。
いろいろなものへの憧れが盛り込まれたのかもしれません。
そんな自由への憧れであったり、縁起が良かったり、躍動感の表現であったり、そして身近で馴染み深く、姿の綺麗なトンボは昔も現在も好まれるモチーフの一つです。
こちらは、大胆な図柄を絞りという技法を使ってモノトーンの色合いで染めた事で、さらりとした気負わないお洒落さと涼感を表した素晴らしい夏の帯と言えます。
透ける様なシャンパンピンクが夏のお着物とも相性良く、葡萄色で染められたトンボには丁度良いインパクトがありとても素敵です。
白い麻の着物や絽の小紋などと合わせていただき、是非夏の街へお出かけください。
お仕立替済。
(長さ)3m77cm×(太鼓巾)30.6cm×(前巾)15.4cm。
こちらの帯のトンボの色は「#640125 WEB色見本 原色大辞典」を
地色は「#fffae5 WEB色見本 原色大辞典」ご参照ください。
商品番号 o0851
トンボの図木目絞り紗夏名古屋帯 銀座伊勢由扱
販売価格 有難うございました |