秋海棠の花麻名古屋帯 銀座越後屋扱
きびらの麻の色そのままの帯地に、秋海棠の花が日本画のタッチで美しく描かれていて、最初に目にした時は、その色使いや図案の大胆さからアンティークのものかと思いました。
その後に、時代を超えても変わらず普遍的に愛される良い物を扱われる銀座の老舗・越後屋さんの商品である事がわかり、さすがと思いました。
おそらく30年位前のものと思われる帯ですが、今見ても新鮮で秋海棠の花も瑞々しく可憐です。
時代的にとても質の良い麻を使用されていますが、ただ古い麻にはありがちな経年保管による色の変化などがありましたのでお手入れをし、長さも現代の着用に合う長さにするため、同色の麻の別布を胴に足してお仕立替えをいたしました。
秋の初めにその可愛い花をつける「秋海棠」。
江戸時代初期に日本に渡り、身近に好まれた花ですが、近年日本に入ってきたベゴニアとはまた違う、和様を混ぜた雰囲気を持ち合わせた不思議な魅力があります。
竹久夢二も花の中で一番好きだったと聞いた事もあります。
ちょっとアンティークテイストも感じられる、とても素敵でさりげない贅沢感のある名古屋帯です。
(長さ)3m79cm×(太鼓巾)30.2cm×(前巾)16.2cm。
商品番号 o0854
秋海棠の花麻名古屋帯 銀座越後屋扱
販売価格 有難うございました |