波模様に小紋尽手刺繍紬地袋帯 えり善扱
しっかりとした打ち込みでありながら、しなやかで上質なこっくりとした味わいのある茶色の紬地に、束ね熨斗の様な形の流水の模様をあまり光らない摺箔によって疋田柄で染められています。
琳派の波紋の形がアクセントの様に金駒の刺繍で描かれ、その中には小さな花や亀甲、松皮菱などの小紋の柄がそれもまた細やかな色とりどりの手刺繍で埋め尽くされています。
お洒落袋帯として紬の帯地を使用して作られたものですが、摺箔や金駒刺繍がふんだんに使われている事が、初めは京好み的な要素からなのかと少し珍しく思えたのですが、それがとてもバランス良く配置されていて、またお太鼓の形にしますとそのデザイン的な良さがわかりやすく現れ、とてもお洒落な雰囲気が高級感とともに醸し出されています。
もしも、シンプルな結城などの紬にこの帯を合わせて素敵に着こなされている方を見かけたとしたら、ちょっと後を追いかけて「もっとよく見せてほしいな」などと思ってしまうかもしれません。
(長さ)4m59cm×(太鼓巾)31cm。
こちらの帯の色は「#4c2c0f WEB色見本 原色大辞典」をご参照ください。
商品番号 o0870
波模様に小紋尽手刺繍紬地袋帯 えり善扱
販売価格 有難うございました |